Cotton candy land

好き勝手に語らせてくれ。

【영화 리뷰】ビューティーインサイド ★★★★☆





すっかりこのブログの存在も忘れていました。


過去記事が酷すぎて抹消したい気持ちが強いですが、ある意味思い出として置いておきます。


で、何故忘れかけていたブログを更新しようかと思ったか。


去年auNetflixプランというものに変更しまして、それでまぁまぁ(良作は少ないけど)色々と映画やドラマを見れるんです。


因みにNetflixとビデオパスが見放題なんですが、だいたい同じラインナップかなぁという感じです。


去年せっかく契約したのにも関わらず、あまり見てなかったのですが…最近暇なので色々見てます。


そう、暇なのでせっかく素晴らしい作品を見たなら感想文を残そうとおもいまして。


そしてその私の感想文を見て、素晴らしい作品を観るきっかけになればいいなぁなんて。


私は基本的に人より時代の感じ方(?)が遅れているタイプなので、もうご存知な方が多いものばかりになるとは思いますが…


自己満足です。



では記念すべき一作目はビューティ・インサイドという韓国の映画です。


f:id:wcotton:20190303164410j:plain


これは単純に大好きなパクソジュンとソガンジュンが出ると聞いて、いつか見たいなぁと思っていた作品。


でもなぜか、私映画を見るのがあまり好きではなく…


2時間もあるのか…と思ってしまうんです。


で、結局はドラマを何話も見るという。


個人的には、映画はギュッと詰め込みすぎて展開が早いので話が理解できない事もあるので、見ませんでした。今まで。


しっかしまあ驚くほど暇だし、駄作でも何か得るものはあるだろう。と何故上から目線なのかは分かりませんが、見てみたんです。


大当たりでした。面白かったです。


私、主演のハンヒョジュさんが好きなので余計良く感じたのかもしれませんが。


自然体で美しい女性って良いですよね。私もそんな人になりたいなぁと密かに憧れています。


ハンヒョジュさんが演じたのが、イスという家具店で働く女性です。これがまた、どんな人にも平等に優しいという完璧な女性です。


そんなイスに惚れるのが、ウジンという毎朝起きると顔が変わってしまう男性です。


ウジンのこの設定、毎日がギャンブルみたいなものでストレスが溜まりそうですよね。


イケメンになれた日は最高なんでしょうが。実際、イケメンの日には遊んでましたし。


とまぁ、そんな風に過ごしていたウジンが惚れたのがイスです。


イスに告白するためにイケメンになるまで待っていたある日、ついにその日が来ました。その日を演じるのがパクソジュンなんです。


その選択、いいと思う。って私の心の中のプロデューサーが呟いてました。


いやあカッコイイなぁ〜。スタイルの良さがすごい。


イスを連れ出す時の誘い方がちょっと不審者みたいで笑いました。下手くそなナンパ師みたいな。


でまぁ君の好きな場所とか言ってアレックスの工場?に連れて行き…木だらけの場所でいいお寿司を食べます。この辺うろ覚えです。


私が言いたいのは、この木の空間で美男美女がちょっと良いとこのお寿司食べて幸せそうに笑ってるところですよ。


何だろう、気取ってない美しさがそこにあるんです。


これがきっと韓国ドラマあるあるな、悪役の女風の高級な家だと、私の心には刺さらなかったかもしれません。


私、昔から西洋風?というか、白くてゴージャスな家具が好きだったんです。


だから働いて一人暮らしなんてした時には、絶対金持ちが住んだそうな家に住む!と思ってたんです。


でもこの作品を見て変わりました。時代はナチュラルウッドです。(?)


無印良品的な、そういう素朴で無駄のない暮らしをしたいと思いました。


オシャレな音楽なんかかけて、趣味の話で盛り上がって…私の人生で、こういうナチュラルにオシャレな空間に身を置いた事なんて、一度もないので憧れます。


でも何だろう、そのウジンの顔が毎朝変わって2人の愛が大変だ!っていうストーリーより、印象に残るのが映像美なんです。


きっと、そういう雰囲気のある映画なんだと思いますが、素敵すぎて見事に木の生活に憧れてしまいました。


私的に印象深いのはやっぱり、色々あったイスとウジンが付き合ってからの展開ですね。


付き合って毎日ウジンの外見が変わるのを見ても、変わらずイスは自分を愛してくれて…


あのパソコンの動画を撮る時に、イスも一緒に"今日はここまで"って言ってる場面も可愛かったです。


子供になっても女の子になっても、おっさんでも…イスはウジン自身を愛していました。


そんな幸せな日々も、やっぱりウジンの毎朝変わる外見のせいで崩れてしまいます。


というか、イスが疲れてしまうんですね。


周りに男遊びをしていると思われてしまったりで、イスにストレスの限界がきます。


そんなイスの苦悩も知らず、ソガンジュン演じるウジンが、待ち合わせの場所にいるイスの手を突然握って驚かせます。


ナイーブな時だから、冗談が通じなくなってるんです。だからイスは怒って帰ってしまいます。


ソガンジュン本当にチョイ役で泣きました。最初の電話から始まり、終わりまで…少しだけでも拝めてよかったです。


で、まぁそんな疲れたイスは結果、ウジンと距離を置くことにするんです。


すいません、この辺の記憶があまりなくて突然終盤の話をさせてください。(笑)


10ヶ月ほど色々と悩んだイスは病気を克服し、ウジンのことが気になりだします。やっぱり好きだから。


その頃ウジンは海外にいて(どこか忘れました)イスを忘れて仕事に専念しています。


最初の頃のウジンに逆戻りですよ。僕なんて一人ぼっちなんだ的な。


このシーンでも街並みとか家がオシャレで、もうこの映画インスタ映え狙ってるやんとか思ってしまいました。


そんな事を考えていたら、まさかのイスがウジンの家を訪ね…海外まで追いかけるなんて本気ですね。


で、なんやかんや言って結局はハッピーエンドでした。


何だろう、ブログを書いていたらほとんどストーリーを思い出せないんです。私も観たのがだいぶ前だからかも知れませんが。


でもなぜか心に残る映画でした。映像美と、独特な設定にあるかもしれません。


良くも悪くも外見が変わってしまう、外見によって1日が決まってしまう。


外見って本当に重要な要素だと実感しているので、この設定は個人的に気になりました。


今の日本って外見至上主義になりつつあると思うんです。


特に若者を中心にして、男性からの差別やハラスメントもあって…悩んでいる人をよく見かけます。


私もその1人で、外見が良ければあの子みたいに…とか、私がブスだからこんなに言われるのだろうかと思う日がしょっちゅうあります。


自分自身が傷つかないために、綺麗になりたい。あるいは外見のせいで傷付いた経験があって、整形したりメイクを勉強したり…


外見を良くすれば、本当に驚くほど人からの扱いって変わります。


だから私も、所詮顔やん人生って…とひん曲がった心を少し持っているのですが。


でも、この映画を見るとそんな荒んだ心も少し癒してくれるような…もちろん現実はまだまだ変わらないので、顔じゃないよ心だよ。という綺麗事には対処できません。


心のどこかではそうあって欲しいけど、現実が理想に追いついてないというか。(笑)


とにかく映画の中の2人の愛が綺麗で、心を愛するってこういう事なんだろうか…こんな恋愛出来たらなぁと思えました。


外見じゃなくて、その人自身を愛する。難しくも、そんな気持ちを持てるような素敵な人に出会いたくなる作品でした。


そしてこういういい作品が沢山の人に見てもらって、少しでも外見至上主義な最悪な人間が減ればいいな。


外見から興味を持ち始まるのは当たり前なんですが…必要以上に外見に固執する世の中ってどうなんだろうなぁと思っていたので、印象深い映画でした。


ストーリー、映像美、ハンヒョジュさんの美しさ、独特な設定…色々含めて☆5中の4にしてみました。


個人的には結末が分かりやすくて真面目にストーリー展開にワクワク出来なかったところが-1です。


違う意味でワクワク出来る映画ではあるので、ぜひ見てみて下さい。